クモはクモの巣にかかるか。
1:普通のクモの巣を示しました。

2:粘着性の糸だけを示しました。
このクモの巣のとり方は「面白い実験でたしかめる生物の不思議」を御覧下さい。さてクモの巣に獲物がかかるとクモは粘着性のない縦糸を(横糸にも粘着性のない、初期に足場糸として使った糸があります。)辿って獲物にまで到達します。このように言われていますが、こんな神業的行動が取れるのでしょうか。
 確かに移動するときは縦糸を歩いていることがおおいのですが、これは横糸は重力がかかるとたるんでしまうからです。
3:コガネグモのクモの巣にほかのクモを引っ付けて見ました。ちょっと見にくいかもしれませんが、よく見て下さい。クモの巣に引っかかって動けなくなる様子はありません。クモはクモの巣に引っ付くことはありません。粘着性の糸に触れても何ら問題はありません。
このクモはコガネグモから逃げるため糸を出して下へ行きました。そこにクサグモの巣があって彼に捕まってしまいました。(つかまたのはトランポリンのように歩きにくいからです。)
 下の動画は逃げる途中のコガタコガネグモです。巣の中央にいるときは確かに縦糸に足を置いています。けれども逃げる途中は必ずしもそうではありません。向かって左の前の脚を良く見て下さい。粘着性の横糸を握っています。横糸に脚を置くと映像のように糸が弛んでしまいます。けれども脚に糸がくっついてしまうことはありません。クモの体表面には工夫が施されているのでしょう。
(もっと)面白い実験でたしかめる生物の不思議 東京図書出版会・蒼天社    梶田高由
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