じっちゃんの独り言

何年か振りの同窓会があった。たいして出たいわけでもなかったが、医者になったあの人に会うために行った。ちょっと体の具合が悪いから、「死ぬかもしれない」そう言ったら診てくれるだろうと思った。この地域の最高の医者だと思っている。昔、勉強もしないで2ヶ月ぐらい見つめていた。彼女がどうやって勉強しているのか知りたかったから。何十年も前のことだ。後ろから見ている視線には気がつかなかったと思う。たいして話したこともなかったが、本当は感謝している。

100人近く集まっていたと思うが、全部とは言わないが、皆結構な爺ちゃんだった。鏡を見たわけではないが、向こう側から見える自分の姿がみえた。昔、初めて髭に白髪を見つけた時は許せなかった。毎日髭を剃り始めたが、もはや白髪しかはえてこなかった。どうでもいいことだと思うことにしてきたが、今日はちょっと寂しかった。帰りに白髪染めを購入して帰ってきた。家で「どうしたんだ」と聞かれたが、「うるさい」と答えておいた。

ぼそぼそと自分の健康状態のことを話したら、彼女は確かに処方をしてくれた。しかし、最悪な処方箋だった。その症状は多分首からきていると思います。中性脂肪も、毎日1時間ぐらい運動をしたら直ると思いますよ。仕事をやめたらストレスも少なくなるし、畑仕事でもしながら運動したら良い。最悪な処方だ。薬で治せるのが簡単で良い。足も痛いし・・ってごねたけれども、痛くても問題はありませんよ。訊かなきゃよかった。とりあえず、すぐ死ぬわけでもなさそうだ。昔、感謝したが、こんどは優しさに感激した。

Ads by Sitemix